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驚いたままの僕を置いて、ルークスさんは満足げにメモリーカードを眺めていて…

「それを…探していたんですか？」

ドキドキと高鳴る胸を押さえて質問する。

さっきは答えてくれなかった問い。

だけど今度は…

「ああ。あの人の事だから、どこかには隠していると思っていたが…」

見つかった安心感からか、ルークスさんが答えてくれた!!

調子に乗って、もっと深く切り込んでみる。

「それ…何なんですか!?」

すると、ルークスさんから笑みが消えて…

「知らない方が身のため」

「え」

冷たい声に、心臓がギクリと凍り付く。

まずい!!怒らせてしまった…？

恐る恐るルークスさんを見つめると

「…って言っても、気になるんだろ？」

ニヤリと笑われる。

からかわれたと察知して、どんどん頬が熱くなっていく。

「は、はい」

生唾を飲み込んでルークスさんを見上げた。

すると、ルークスさんは笑みを消して、メモリーカードに目を落とした。