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プリンス×プリンセス

第60章 罪と信用

前金で1万くれるって言葉に飛び付いたら、それからが…

ほぼ、拘束状態。

ホテルに連れていかれて、シャワー浴びろって…

あ。変な想像してない?

本当に?

そっかぁ?俺は内心、やっべぇなって思ってた!!

荷物を取りに行くって名目で、実はそっちが狙いなんじゃないかって。

だけどさ、シャワーは酒の匂いを消すためだとか、身なりを整えろだとかうるさく言われて…

荷物を取りに行くって、そんなに大変な事なのか?

よっぽどお堅い場所に行かされるんだと思った。

自慢じゃないけど、マナーなんかよく分かってないし。

…何で笑うかなぁ?

ん?

そいつの風貌?

そうだなぁ…

見た目は、優男。

うん、そのまんまその通り。

艶のある黒髪に、青みがかった黒い瞳。

妙に色気のある目をしてて…

へ?

べっ…別に、期待なんかしてなかったっての!!

俺はノーマルだから!

あと?あとは…うーん…

肌の色の白いやつだなぁ、って。


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