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プリンス×プリンセス

第60章 罪と信用

白人にしても、普段から陽に当たらないような仕事をしてる感じ。

内勤…事務系?

いや、それにしちゃあ…

どっちかって言えば、公務員か教師か…

あの頑なさと隙のなさがそんな感じがする。

多分、だけどな。

……だから!変な意味じゃないっての!!

ったく…

は?

ああ。それで、待ち合わせの時間まで待機な。

で、あの場所まで連れていかれて、車から下ろされた。

相手は見晴台にいるって聞いてたからそこを目指して…

車?

あんた達が来たときには誰もいなかっただろ?

俺を下ろしたらどっかに行っちまったよ。

荷物を受け取ったら、落ち合う予定だったんだ。

とにかく俺は金をもらう事に必死で…

見晴台に行ったら、背の高い男が一人いた。

あ、こいつか。

バスケットみたいなものを左手に提げて、夜景を眺めている男。

妙に絵になる状況に、しばらく見とれて…

ん?何でそんな顔すんの?

だから!

俺は、女が好きなの!!分かる?


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