
プリンス×プリンセス
第70章 ピクニック
するとグレイス王女はクスリと笑いをこぽす。
「用…まぁ、そうですね」
そう呟きながら、目線をユーノスくんに移す。
「婚約者と会うのも『用』ですから」
え?
「婚約者?」
唐突な内容に、言葉を繰り返してしまう。
すると
「はい」
ユーノスくんがニッコリと微笑みを浮かべ、大きく頷く。
え…っと…。
この流れで、この対応って…
ユーノスくんが、グレイス王女の婚約者で間違い無いようだわ。
いくら子供に慣れているからと言って、ただの友人が他国の王族の出迎えをするのは不自然だと思っていたのよね。
自分の中の引っ掛かりがするんと取れた気がした。
「それは…おめでとうございます」
微笑んで、心からの祝辞を贈る。
ユーノスくんはくすぐったそうに目を細めて…
グレイス王女は目を伏せた。
「いえ。祝辞は結構です」
…え?
何故?
キョトンとグレイス王女を見れば、彼女ははぁ…とため息をついた。
「彼も候補者の中の一人ですから」
「用…まぁ、そうですね」
そう呟きながら、目線をユーノスくんに移す。
「婚約者と会うのも『用』ですから」
え?
「婚約者?」
唐突な内容に、言葉を繰り返してしまう。
すると
「はい」
ユーノスくんがニッコリと微笑みを浮かべ、大きく頷く。
え…っと…。
この流れで、この対応って…
ユーノスくんが、グレイス王女の婚約者で間違い無いようだわ。
いくら子供に慣れているからと言って、ただの友人が他国の王族の出迎えをするのは不自然だと思っていたのよね。
自分の中の引っ掛かりがするんと取れた気がした。
「それは…おめでとうございます」
微笑んで、心からの祝辞を贈る。
ユーノスくんはくすぐったそうに目を細めて…
グレイス王女は目を伏せた。
「いえ。祝辞は結構です」
…え?
何故?
キョトンとグレイス王女を見れば、彼女ははぁ…とため息をついた。
「彼も候補者の中の一人ですから」
