
プリンス×プリンセス
第72章 聞いてない!
「何も…聞いてない!」
俺の反応を見て、ディオは眉を寄せると小さくため息をついた。
何だよ?
何でため息をつかれなきゃならないんだ!?
「姉上が…何だって?」
訳が分からない。
だけどディオの反応が…何かムカつく!
少しだけ苛立ってディオを睨み付けると、ディオはゆっくりと首を横に振った。
「…いや、いい」
それだけ言うと、俺の肩をポンと軽く叩いた。
まるでこれで話は終わりだと言うような仕草じゃないか!?
「いいって…どういう事だよ!?」
こんな…訳わかんないまま終わるんじゃねぇ!
咄嗟にディオの腕を掴む。
「ちゃんと聞くまで離さないからな!」
するとディオは睨む俺の顔なんか気にもしてないように薄く笑みを浮かべ
「ティアナから聞け」
そして、腕を掴んだ俺の手に、反対側の手を覆うように重ねて
「俺から話すよりその方がいい」
弱い力で、優しく握られる。
その手の温もりに、胸が高鳴ってしまう。
俺の反応を見て、ディオは眉を寄せると小さくため息をついた。
何だよ?
何でため息をつかれなきゃならないんだ!?
「姉上が…何だって?」
訳が分からない。
だけどディオの反応が…何かムカつく!
少しだけ苛立ってディオを睨み付けると、ディオはゆっくりと首を横に振った。
「…いや、いい」
それだけ言うと、俺の肩をポンと軽く叩いた。
まるでこれで話は終わりだと言うような仕草じゃないか!?
「いいって…どういう事だよ!?」
こんな…訳わかんないまま終わるんじゃねぇ!
咄嗟にディオの腕を掴む。
「ちゃんと聞くまで離さないからな!」
するとディオは睨む俺の顔なんか気にもしてないように薄く笑みを浮かべ
「ティアナから聞け」
そして、腕を掴んだ俺の手に、反対側の手を覆うように重ねて
「俺から話すよりその方がいい」
弱い力で、優しく握られる。
その手の温もりに、胸が高鳴ってしまう。
