
プリンス×プリンセス
第74章 あなたは誰?
「マキシミリオン様!危ない!!」
ベビーカーごと倒れそうなくらい揺れたので、咄嗟にベビーカーの縁を押さえつける。
マキシミリオン様は驚いたのか、びくんと体を揺らすと…
「やぁー!いくぅーー!」
ヤバい!
本格的に火が着いてしまった!!
暴れ方がさっきよりもひどくて、ベヒーカーを押さえる手を離せなくなる。
「まぁー!やぁのー!」
目をギュッと閉じて叫ぶマキシミリオン様に、どうしたらいいのか途方にくれて
「どうする?抱っこする?」
シルフィに丸投げしてしまう。
シルフィも困ったように眉を下げて
「そうね、でももう少し落ち着かないと…」
「うぅーー!まぁー!」
確かに抱っこするにしても、ここまで暴れられると怪我をさせてしまいそうだ。
ふと、マキシミリオン様の傍らに転がっているぬいぐるみに目がいった。
もしかしたら…
「パタパタパタ……マキシミリオン様、ぴいちゃんですよ?」
シルフィがやったように動かしてみせる。
ベビーカーごと倒れそうなくらい揺れたので、咄嗟にベビーカーの縁を押さえつける。
マキシミリオン様は驚いたのか、びくんと体を揺らすと…
「やぁー!いくぅーー!」
ヤバい!
本格的に火が着いてしまった!!
暴れ方がさっきよりもひどくて、ベヒーカーを押さえる手を離せなくなる。
「まぁー!やぁのー!」
目をギュッと閉じて叫ぶマキシミリオン様に、どうしたらいいのか途方にくれて
「どうする?抱っこする?」
シルフィに丸投げしてしまう。
シルフィも困ったように眉を下げて
「そうね、でももう少し落ち着かないと…」
「うぅーー!まぁー!」
確かに抱っこするにしても、ここまで暴れられると怪我をさせてしまいそうだ。
ふと、マキシミリオン様の傍らに転がっているぬいぐるみに目がいった。
もしかしたら…
「パタパタパタ……マキシミリオン様、ぴいちゃんですよ?」
シルフィがやったように動かしてみせる。
