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この子がいて本当に助かった！

ユーノス様は、女の子…ルーちゃん？とマキシミリオン様の様子を見て頬を緩ませている。

「子供ってすぐに打ち解けますね」

マキシミリオン様には同じ年頃のご友人はいらっしゃらないから、子供同士で遊ぶ姿を見たことがなかった。

楽しそうな表情をしているのも、きっと相手がいいからなんだろう。

「人見知りのない子ですね」

「お店にいたりして、人に慣れてるのかな？」

お店…喫茶店か。

きっと、常連客に可愛がられているんだろう。

「おかげでシッターとしては大助かりだけど」

ユーノス様があははっと笑う。

確かに。

人見知りの強い子だと、打ち解けるまでに時間がかかるだろうから、お世話するのは大変だろう。

ユーノス様は身を屈めて、ルーちゃんと目線の高さを合わせる。

「ルーちゃん、ご飯食べよ？」

「うん！」

ルーちゃんは元気よく答えると、マキシミリオン様へぬいぐるみを振ってみせた。

「じゃーね！」