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雨が夕日に変わるとき

第1章 雨が夕日に変わるとき


「あれ? 傘ないの?」

「予報になかったから持ってきてないよ」

「一緒にはいる?」

「いいね!」

 将ちゃんは私の傘に入る。眞子ちゃんとも一緒にこうしたことを思い出す。私は将ちゃんの手を握る。

「え?」

 普段手を繋いだりしない私の行動に、目を丸くして驚いている将ちゃん。

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