テキストサイズ

雨が夕日に変わるとき

第1章 雨が夕日に変わるとき


 色々あったけれど、将ちゃんの言ったように好きな人には好きって伝えるべきなんだなって実感した。

 遠回りしたけれど、将ちゃんは私に大切なことを教えてくれた。そのことに感謝している。

 そのおかげで眞子ちゃんとの友情ももっと深まったような気がする。この恋は叶わなかったけれど、後悔はない。

 だって、初めて自分の本当の気持ちを伝えることが出来たのだから。眞子ちゃんの優しさを改めて感じることができたのだから。これで、また一歩進むことができたような気がする。

 私は将ちゃんに最後に言われた言葉。そして、眞子ちゃんに気持ちを伝えたこと。今日のことを一生忘れることはないだろう。


fin.

ストーリーメニュー

TOPTOPへ