テキストサイズ

恋色~SS~

第5章 真鈴の仕業

麻理恵「うーん、そういえば!朝、頭痛がして真鈴がよく効く頭痛薬があるからって…。」


海星「それ、飲んだの?」


麻理恵「うん…。でもすぐに寝ちゃって。しばらくして起きたんだけど、すっかり頭痛は治まってたから…。」


海星「それだ!それだよ麻理ちゃん。その頭痛薬が原因。」


麻理恵「どうして?」


海星「その薬、頭痛薬じゃなくて媚薬だったんじゃない?俺達はまんまと真鈴にハメられた訳だ。」


麻理恵「ハメられた‥の?」


海星「そうだよ。全ては真鈴の仕業。だって真鈴は俺の好きな人が麻理ちゃんだってこと、薄々気づいてたみたい。」


麻理恵「そうだったんだね。私全然分からなかったよ。」


海星「そこが麻理ちゃんっぽい。でも、俺への気持ちは媚薬とは関係ない?」


麻理恵「うん。この気持ちは嘘じゃない。私が海星君が好きなのは真実だから。」


麻理恵はピタッと海星に身体をくっつける。


海星「麻理ちゃん、俺も大好きだよ。」


麻理恵「うん、ありがとう///」


海星「やべっ、また抱きたくなっちゃった。」


麻理恵「海星君ってば///きゃぁ…もうびっくりしたじゃない。」


海星は麻理恵に被さり耳元で囁く。


海星「もう一回、させて。‥麻理ちゃん。」


麻理恵「なに?」


海星「今度デートしよう。好きな人とデートしたい。」


そしてこの後も真鈴が帰って来るまで幸せな時間を過ごした―――。




おしまい

ストーリーメニュー

TOPTOPへ