アイツまで徒歩5分
第5章 車は、急には止まれない!
俺は、タバコを吸いたい気持ちも強まり―――…
急いでさっきの飲み屋やに戻る
店に顔を出すと、店員が俺を覚えていたのか、すんなり忘れたタバコとジッポが出てきた…
結局手元に置いてしまう…黒歴史の…ジッポを握りしめ…店を出た……
店を出て…タバコに火をつける――――――…
「ふぅ〜…
最知、まだ飲んでるよな?」
気になる――――…
今アパートに帰って…まだ、最知が帰ってなかったら…モヤモヤで爆発するかもしれない
「飲み…行こ」
俺は、さっきとは逆に歩き…知ってる飲み屋に行くことにした
と――――――――…
道の真ん中で…
恥ずかしげもなく抱き合っている二人を見かけた…
「///お〜…
――――…しかも…男同士って――――――――…」
通行人が…ジロジロ見ながら二人を通りすぎる…
いくら、世間が同性愛に穏和になったとは言え…
そこまでオープンにしてもいいとは…俺は、思わない…
どんなイケメン勘違いヤローどもだ?
俺は、その二人に近づいて――――――――――…
唖然とする―――――…
「――――…最…知…?」
――――――――嘘だろ?