アイツまで徒歩5分
第5章 車は、急には止まれない!
「最知!!?」
抱き合っていたのは……
最知と…俺が知らない男…
俺は、そんな光景予想もしてなかったし…
抵抗もなく抱かれている最知にも驚き!!声をかけてしまった!!
「――――――…ぇ…」
俺の声に…ゆっくり男の胸から顔をあげ…俺を見る最知……
「っ////な…何、泣かせてんだよ!!」
俺は、最知の泣き顔に……
プッつん!!と―――――…
何かが切れた――――――…
「///陣ヶ――…岡さん?」
俺は、抱き締められていた最知を男から奪い返す様に引き離し!!
腕を掴み引き寄せた!!
「帰るぞ―――――!」
「ぇ?え?」
「ちょっと!結羽!?」
男は訳も解らず最知を呼ぶが!!無視だ!無視!!
俺は、最知の腕を掴み!!
タクシーを捕まえた
後ろで、男が「ちょっと待てよ?!」って言うのが聞こえ続けるが!!
最知をタクシーに詰め込み走らせた!!