アイツまで徒歩5分
第5章 車は、急には止まれない!
「んっ///ちょっ!ちょっ…」
最知が…キスマークを指摘した途端に抵抗を激しくする!!
「あの男にキスマークなんか付けられてんじゃねーよ!!」
俺は、首筋のキスマークが悔しくて!!首筋に噛みつく!!
「いっ!痛い――――…陣ヶ岡…さん!!」
ヤバい!!テンパってる俺!!
でも、止められない―――…
「いっ……痛い!って言ってんだろーが!!!!」
――――――――う゛げ!
痛って〜〜〜〜〜〜〜〜!!
頭の激痛に!最知から体が離れる!!
止められた…?テンパってる俺を?え?最知が止めた?
「何噛んでんだ!痛いだろーが!!」
「痛って〜〜〜〜〜!何すんだ!」
俺は、頭を押さえて最知を睨む!!
「何すんだ!は、こっちのセリフじゃ!!
陣ヶ岡さん!!このキスマーク!!あんたが付けたんだろ〜が!」
「へ――――――…ぇ?」
「“え?”じゃね〜よ!」
「え〜〜〜〜〜〜〜〜?!」
俺は、最知の首筋に出来たアザをまじまじと見る…
「///え?…覚えて…ないんですか?」