アイツまで徒歩5分
第6章 昨日の友は今日の何?!
「最知…覚えてないのか?昨日事全部?」
デキスギは、深いため息をついて腕を組む…
「断片的に……泣いてた事すら忘れてる」
「はぁ〜マジか……昔からか?
大学の友人なんだろ?デキスギ君?」
「昔から…
一定量を越すと…飲み会の頭から記憶ない時もあった…
でも…酔うと素直になるし…甘えるし、めちゃくちゃ可愛い……んだよ」
うわ…何?その…優しい目…
ベタ惚れじゃね〜か…
「――――…記憶ゼロって…恋愛的に進展しないよな、優しくしても、エロい事しても…な〜んも覚えてないんだから…」
「///それでも…よかったんだよ俺は―――――…」
「デキスギ君は…ドMですか?」
哀れだ……
これだから我慢癖がつくと…相手の事ばかり考えて…自分の事は後回しになるんだ…
「誰がドMだ!つーかデキスギ君ってなんだよ!」