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アイツまで徒歩5分

第6章 昨日の友は今日の何?!


――――――――――…


陣ヶ岡さんも、一関のスープ飲んでいけばいいのに〜…


部屋を出ていった陣ヶ岡さんだが…しっかりとタバコの香りを残り香として置いていく…



「陣ヶ岡さん…朝からタバコ臭いっつ〜の」


でも、何だか嫌じゃなくて……不思議な気分になった…


「結羽、ご飯食べようか?」



一関が手際よく準備をしてくれる…


大学から、一人暮らしをしている一関にしたら…家事は、お手のものか?



「ん〜いい香り!!いただきます!」



ネギが散らばる生姜スープを口に運ぶと―――――…

喉から胃にかけて優しさが染み込んで行く




「どう?しょっぱくない?」



「ん〜〜〜〜〜〜〜!美味しい!!これは、毎日でも飲みたいくらいだよ!!」


俺は、中に入れられた春雨を箸で摘まみ口に入れる!!


生姜スープをベースに中の具はバラバラだが!二日酔いの胃に春雨は優しすぎる!!



「ま…毎日///飲みたいって」




「うん!後でレシピ教えて〜!

自分で作れる様になれば、毎日食べられるじゃん!」




ん?


一関の顔が、あからさまにガッカリ?してる?



気のせいか?



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