アイツまで徒歩5分
第6章 昨日の友は今日の何?!
スープを飲み、片付けまですると
いつもより遅い時間に気がつく!!
早起きをしたと思って…ゆっくりし過ぎた!!
「一関、俺会社いかないと!!電車……大丈夫かな」
いつもは、ラッシュ前の電車で通勤しているが…
今の時間帯は、確実にラッシュが続く…
「遅刻?大丈夫か?」
一関も、俺と一緒の方向の電車に乗るため部屋を慌てて出る!
「遅刻じゃないから、大丈夫…
ただ…満員電車になるんだよ!」
俺は、部屋の戸締まりを一関に釘刺され…元栓や部屋の施錠を確認する…
急いでいても…そ〜いう所…しっかりしてるよなぁ〜一関って―――…
そういやぁ…陣ヶ岡さんが一関を“デキスギ君”って呼んでた………
「納得だよ―――…」
「はあ?」
玄関を出て!部屋の鍵をかける
一関は、不思議そうな顔で俺を見て時計を気にする…
言われて見れば…“デキスギ君”に顔も似てる?
顔は…違うかっ!!