テキストサイズ

アイツまで徒歩5分

第6章 昨日の友は今日の何?!


「ちょっ、ちょっと…一関!?何?何?」



ホームに降りた一関は、俺の手を掴み改札を出る!!

無言で俺を引っ張り…

駅からだいぶ離れた場所に……俺達は来ていた…



会社の…ひとつ前の駅…



降りたの初めてだ――――…


すでにオフィスビルが立ち並び…


通勤客が俺達を追い越していく…



「一関?手――…離して…?」



流石に…男に手を掴まれている俺は、回りの人からしたら……

二度見のターゲットだろう…




「……ごめん…結羽…」



「いいって、最近、手首掴まれる事多くて!免疫ついてきた」



「そっちじゃなくて……

痴漢――――――…気がつかなくて…」





あ―――…そっち…?



俺は、何て答えていいかわからず…苦笑いする…



ストーリーメニュー

TOPTOPへ