アイツまで徒歩5分
第6章 昨日の友は今日の何?!
「おまたせ〜!今日は、チャーシューもメンマも手作りよ〜!今度…ナルトも作ろうかしら///…ふふふ」
俺たちの目の前には、豚骨醤油の…本格的見た目のラーメンが2つ…
「う…旨そうに見えます!!」
「ボクちゃん!!“見えます”って何!?見た目だけじゃないから!
麺も、具も美味しいわよ!!」
陣ヶ岡さんは、早速レンゲでスープを掬い口に運ぶ…
「ん、今日も旨い…豚骨…変えた?」
「解る〜!そう、店変えてみたの!
豚骨への愛がある店にしてみたの!!
店主も…私好みのガチムチ無精髭の…いい男で―――…って!早く食べて!!」
「喋ってたのママじゃん…」
俺は、プリプリカウンターに戻るママを見ながら…麺を口に運んだ…
「――――――…旨い…」
襲撃的な旨さ!!
麺は、中太麺!少し縮れが緩い自家製麺!?
スープは、濃厚であっさり!後味は、鼻に抜ける豚骨と醤油の風味に負けぬのにスッキリ―――――――…って!説明するのも後回しにしたいくらい!旨い!旨い!!
「美味しい!美味しいですよ〜陣ヶ岡さん!」
「ふっ…ゆっくり食べろ…また、噎せるぞ?」
陣ヶ岡さんは、タバコを灰皿に押しあて…消すと…
俺の横でビールを飲みながらラーメンを堪能していた…
あれ?タバコを吸う姿も格好よかったけど…
ラーメン食べる姿も……
///格好いいなぁ…