アイツまで徒歩5分
第7章 目覚めた所は崖の上!!
「忘れてくお前が悪い!」
陣ヶ岡さんは、楽しそうに俺を見下ろし笑う…
「…結羽…忘れ物って…」
「こいつが俺の部屋に忘れた…私物だが?」
ギャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
俺は、声に出さずに叫ぶ!!
やややや…やめて〜!!
俺は、どたばたと陣ヶ岡さんから荷物を奪う!!
「―――…さぁ、送って――…「いや、最知は、俺と電車で会社に行く――――…ほら、早く支度しろ…」
陣ヶ岡さんは、一関の言葉を遮る様に俺を見る―――…
「わっ…解ったから!!待っててください!!
あっ――――…ごめん!俺は、大丈夫だから!気を使わせて悪かったな?一関…」
俺は、部屋に荷物を置きに一旦その場を離れた―――…