アイツまで徒歩5分
第1章 新たな門出に落とし穴!
「最知〜♪耳確定な?」
「////な…」
最悪だ……っつ〜か!陣ヶ岡さんは、俺をからかって楽しんでやがる!
「は?“耳”?何ですか?」
当然…小泉は疑問顔になるのだが…
無邪気に!「イイッスね?耳!」っと訳のわからない相づちを打ちやがった…
「あ〜〜〜〜!最知、昼終わるから俺、戻るな?
お前は、陣ヶ岡さんと、一緒だろ?ったく、羨ましい限りだよ!!」
ったく、能天気な奴!!
いろいろ恨んでやる!!
小泉は、陣ヶ岡さんに頭を下げると!俺をチラッとみて親指を立た意味不明なガッツポーズを決め食堂を出ていった…
「……あの野郎…」
「可愛い同期君じゃないか?
しかし…今の課に興味が無かったってのは初耳なんだが?」
「う゛…」
陣ヶ岡さんは、蕎麦を一口すすると…水を飲む…
「いや……知らなかったのは事実ですが、興味が無かった訳じゃぁ…」
「ふ〜ん…じゃぁ何に興味があってここの会社にしたんだよ」
陣ヶ岡さんは、箸を置くと…腕と足を組み俺を見据える…