アイツまで徒歩5分
第7章 目覚めた所は崖の上!!
会社の前で少し待つと…
見覚えのある車が目の前にウィンカーを点けて止まった…
一関が内定をもらい直ぐに購入した車だ…
白のプリウス―――…なんとも一関らしいチョイスだと思う
そう言えば…陣ヶ岡さんは、どんな車を持ってるんだろ…
外車とか?あり得る―――…
あの人、形とかで選びそう…
「結羽、お待たせ!」
運転席から降りてきた一関が俺に手を振る
「待ってないよ!俺も今出てきた所だから!タイミングバッチリ」
一関は、「乗って」と助手席のドアを開けてくれた!
この、さりげない優しさがモテ仕草だったりするんだろうなぁ〜!
俺にじゃなく、女性にしてやればいいのに〜!
意外に奥手?か?