アイツまで徒歩5分
第7章 目覚めた所は崖の上!!
「今、注目されてるよな?工場の夜景って!!」
「―――――…あぁ」
ん?一関の様子が――――…
「一関?どうした…?気分でも悪いか?大丈夫か?」
「――――――…なぁ…結羽…」
「―――…なに?」
一関を見る……
一関は、うつ向いたまま工場のネオンをサラサラとした髪に反射させる…
「あの人と……付き合うのか?」
「――――――ぇ?あの人?」
“あの人”で…思い当たる所がない…
「あの…人って…だれだよ?付き合うって……ん?」
俺は、変な事を言い出した一関に聞き返す…