アイツまで徒歩5分
第1章 新たな門出に落とし穴!
「///お…俺が…やりたかった事です……これ!!」
陣ヶ岡さんは、だまって他のファイルも俺に差し出した…
それは、モデルルームの展示を空き家でやるものだったり…
空き店舗を使ったレトロなモデルルームの提案だったり…
生まれ変わっていく空き家達に俺は、目を輝かせて資料を見ていた!!
「うゎ!このタイプなんて!カッコいい!
あ!これは、斬新ですね!!
すごい!どの部屋も、嬉しそうです!!」
俺は、床にまで資料を広げ見ていた!!
「陣ヶ岡さん!!ありがとうございます!
俺…こんなにワクワクしたの初めてです!!
今度、この物件を見に行きたいです!!」
俺は、資料を抱きしめ陣ヶ岡さんにお礼を言った!!
「…まぁ…最知が望む仕事が来るかは…解らないが…
どんな仕事でも、チャンスは有るって事だ…
それに…知識や経験はいずれ役に立つ……興味なくても…やって損はないから…」
「はい!!……生意気言ってすみませんでした…」
俺は、食堂で―――…興味が無いと言ってしまったことを謝った…
「……いつもの跳ねっ返りが…
こうも素直に来られると…
ドキドキするだろ〜が…」
「――――――…え?」