アイツまで徒歩5分
第1章 新たな門出に落とし穴!
――――…あっ!
と、思った瞬間には…
俺の唇は…陣ヶ岡さんとすでに重なっていた!!
「んっ///…じ…ン…」
何度か…意地悪でされたキスは、無理やり引き離せたのに……
今日の――――…今のキスは…
柔らかく……包まれ…
不覚にも…
“気持ちいいかも”と…俺の判断を鈍らせる!!
今までのは…不快な気分と悔しさだけが後味で残っていたのに…
こ…このキスは……
///や…ヤバい……
「じ…陣ヶ岡さん……///ヤバいから…
やめて下さい!シャレにならない…」
唇を重ねながら……
腰を引き寄せられる…
「///っ…え?んっ…ん!」
陣ヶ岡さんの口づけも…どんどん深くなっていく―――…
「くぁ…んぁ、あっ…」
クチュ…と、舌が…口内へ侵入しようと…優しく唇をノックする――――…