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アイツまで徒歩5分

第7章 目覚めた所は崖の上!!


――――――――――…




体が…痛い…



フラフラになりながら走って…走って―――――…



タクシーに乗り込む…



青ざめ…息を切らす俺に…ドライバーはなにかを勘ぐっていたに違いない…



「――――お客さん…大丈夫か?顔色悪いぞ?」



「あ……ぁ…ぃぇ…ただの飲み過ぎです――――…」


ドライバーは、バックミラー越しに“吐くなよ!”とオーラを発する…



途中…胃のなかのすべてを吐き出したばかりだ…


もう――――――…

吐き出すもんなんか…ない――…


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