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アイツまで徒歩5分

第7章 目覚めた所は崖の上!!



ふと―――…アパートに向かうタクシーの中……



陣ヶ岡さんの顔がチラつく…




アパートには……



帰れない―――――…




もし……陣ヶ岡さんに…この姿を見られたら…







見られたら―――――…








見られたら……



そう、思うと―――――…涙が溢れて…止まらない…



どんどん不安や…怖さが俺を包みこんでいく…




「――――…降ります……」




俺は、帰る事が怖くて……




タクシーを降りてしまった―――…






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