アイツまで徒歩5分
第7章 目覚めた所は崖の上!!
寝てしまった最知を起こさぬよう…
浴室で…後処理をした…
その後…
抱き抱えながら…ベッドに最知を寝かせ…
遠慮がちに置かれた下着を手に取った…
見たくは無かったが……
最知の下着には、一関の身勝手な思いが付着していた―…
それと同様に―――――…
最知の抵抗の明かしも…
赤く…
無情の惨劇を表していた…
「――…最知……」
俺は、ベッドで眠る最知を抱き締める…
「―――――…じん…が…」
最知の寝言が…俺の首筋を…かすめ…
再び沸き上がる怒りを押さえてくれた…
「―――…なぁ…最知…
お前は、俺の事…好きか?」
寝息をたてる最知に…
一方通行の質問をささやく…
“特別”って言うから
欲が出してしまう…
俺らしくない、独占欲で…最知を掴まえたい…
「―ン―――キ…です…」
“ンキです”?
「///…それで今は、十分だよ……」