アイツまで徒歩5分
第8章 自分の事は自分が一番…
と…とりあえず…
起きて…準備しないと―――…
俺は、ベッドから起き上がろうと体に力をいれる―――…
「イッ…た!」
腰に激痛が走る!!
「大丈夫か?腰痛いか?」
慌てたように…陣ヶ岡さんが俺の体を支える…
「///…だっ大丈夫です!!」
と…身を支えられ気がつく…
「///こ…このシャツ…あれ?下着…新しい!?」
え?…これ?え?
「コンビニの下着だけど、全裸で寝るよりいいだろ?」
俺のために……?
昨日は、本当にいろいろ有りすぎて…感じなかったけど―――――…
陣ヶ岡さんは…俺を探してくれたり―――――…
暖かいお風呂に入れてくれたり…
“大丈夫”と抱き締めてくれたり――――…
下着を…
買いに行ってくれたり……
目覚めの不安な気持ちを和ませてくれたり――――…
全部…全部――――…
陣ヶ岡さんに感謝しないといけない事ばかり………
しかも…
あんな事があったのに…
軽蔑しないで…
抱き締めてくれた―――――…
ズキン―――…キュン…って…
感情が…交互に俺を揺さぶる…