アイツまで徒歩5分
第8章 自分の事は自分が一番…
「陣ヶ岡さん――――…ありが…とぅ…ご……」
あれ――――――…?
あれ?何で…涙が…流れるんだ?
「ぅっ――――…?あれ?」
ポロポロと涙が―――――…
「―――…何だよ…大丈夫か?」
陣ヶ岡さんが…優しく背中を撫でてくれる…
「――――…へへへ…昨日…あんな事があったのに……
変ですね……今…幸せで…涙が出るんです…」
俺は、素直に…
陣ヶ岡さんが俺を思ってしてくれた全ての行動に…幸せを感じていた
「――――…幸せって…何だよ…変なやつだな」
「―――――…俺もよく解りません」
すると、呆れた顔で陣ヶ岡さんが俺を抱き締めてくれた…