アイツまで徒歩5分
第8章 自分の事は自分が一番…
涙が止まるまで…
俺を抱き締めてくれた陣ヶ岡さんが…
かっこよくて……憧れてしまう…
俺たちは、ゆっくり身支度をして…
ビジネスホテルを出た……
帰り際……ホテル名を見て…
思った―――――――…
俺は、このビジネスホテルの名前を…
一生忘れないと…
“ビジネスホテル・キズナ”
“絆”かな?“傷名”では、ないよな……
でも…
“絆”なら…陣ヶ岡さんとの…関係を表している気がした
“傷名”なら…一関との…友情の裏切りの傷…の様な気がした―――…
振り返り…ホテル名を見つめ…
そんな事をぼんやり思いながら…
俺は、陣ヶ岡さんと共にて歩いた…
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