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アイツまで徒歩5分

第2章 勘違いは後々響く

指がほどけると…


陣ヶ岡さんは…ゆっくり俺の手を握った―――――…



気持ちが一瞬楽になったが……



打ち合わせの時間は…迫っていく…




「じ…時間…」



「少しは、周りが見えるか?」



「はぃ……」



「よし!!走るぞ!!



最知―――――…、サンキューな」




「?!」




今度は、俺が陣ヶ岡さんに手を引かれ!!大きな通りまで走った!!







なんとか…俺たちは、遅刻せず!
待ち合わせに場所に到着した――――…





あの時…周りが見えていなかった俺は…



タクシーの捕まらない場所で右往左往していたらしい…




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