アイツまで徒歩5分
第2章 勘違いは後々響く
「陣ヶ岡さん!明日は、休みですからドンドン飲んでください!!
フラフラになったら、俺が家まで連れていきますから!」
家が隣だからな!!まかせとけ!!
俺は、またまたグラスを空けた!
「――――…はぁ?最知…お前大丈夫か?」
「大丈夫です!こんなに美味しいお酒!!初めてで!空だって飛べそうな気分ですよ!」
「キャッ♪聞きようによっては卑猥よね〜今のセリフ!!」
「ママ、こいつに何飲ませた?」
「普通のカクテルだけど?この子…相当弱いわね…」
あ〜〜〜〜〜〜〜…フワフワする〜…
気持ちいい…
クルクル回る…
「今なら…猫耳…キス…できますよ?陣ヶ岡…さん…」
「////はっ…最知!??」
「ちょっと…ジンちゃん、ノーマルのボクちゃんに何仕込んでるのよ…
そ〜言う事?路線変更?」
仕込み?路線…変更?
「路線?意味わかんないです!
陣ヶ岡…さん…の…キスだって…意味解んないし!!
…卑怯だから……///…嫌いです…」
「最知――――……」
あれ?何言ってんだ…ろ…俺…
「でも――――――…あのキス…は……
気持ちいいから……困ります…意味が…解らなくて…困ります…」
「ジンちゃん…この子…何言ってるの?」
「////…さぁな…」
嘘…
俺の言ってること解ってるはずだ…
「―――――…帰ります…
あ、お金……カードでいいですか?ママさん」
「あら、面白くなってきたのに!!」
「いいよ、俺が払うから…ママ後でいいか?」
「いいわよ♪
ジンちゃん…この子ちゃんと連れて帰りなさいよ?
それと…からかってるなら……もう、止めてあげてね?
ジンちゃんが……抜け出せなくなるかも…」
「ああ…――――…解ってる…
ママ、またな―――…」