アイツまで徒歩5分
第10章 素直になるのが一番難しい
「おぅぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「あ〜!!飲み込むから!!水、水飲め!最知!!」
マズイ、マズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイ激マズ!!
え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
「なっ…なんつ〜もん!人に飲ませてんですか!!」
「最知が自分で飲み込んだんだろ〜が!!」
俺は、陣ヶ岡さんが差し出した水を受け取りがぶ飲みした!!
「っ―――――…なんだよ……
///…結羽…そんなヤツの…何で…飲み込むんだよ!!何で―――――…俺じゃ…ないんだよ…」
俺は、水を飲み込み…
項垂れる一関を見た――――…
「///ご…ごめん……
俺も…よく解んないだ…
何で…陣ヶ岡さんが…好きなのか――――――――…
気がついたら……好きになってて…
でも――――――…自信が無いんだ…俺、いままで…恋愛対象は…女だけだったから…」
「知ってる……だから…我慢してたんだ―――――…
我慢してたのに……」
俺は、一関の気持ちに答えられない――――――――…
どうしたら…
「――――…一関…俺だって…ノーマルを好きになるなんて…二度とないって―――…思ってたから…最知を好きになったこと…ビックリしてんだよ…」
陣ヶ岡さんが…スーツを正し…
俺の肩を抱き寄せる―――…