アイツまで徒歩5分
第12章 夜を追いかけ朝になる
「お待ちしてました、陣ヶ岡様」
旅館に入ると、丁寧に出迎えられた
案の定、最知は見事にド緊張して見せた
「陣ヶ岡さん…こんな旅館に泊まるなんて…初めてで……緊張が止まりません!」
「大丈夫か?…頑張ったのが裏目に出るパターンだったりして?」
俺たちは、チェックインを済ませ…部屋に案内される……
「こ…これは!!
す…凄い――――――…
一軒屋ですよ…陣ヶ岡さん…」
最知の反応は、予測していたが…
「こんなに…喜んでくれるとは…」
最知――――…目をキラキラさせすぎ