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アイツまで徒歩5分

第3章 火の無い所に煙は立たない

「大丈夫だよ!な〜も、言ってないし!な〜んもなかった!寝たってくらいだ!」




陣ヶ岡さんは、それしか言わない…



俺の経験上…何かやらかしているのは間違いない…と、思うけど……



思い出せないのだ……



「――――…な…なら、いいんですけど…


///写メは消してください」



とりあえず!あの、猫耳姿は削除してほしい!!



「何で消すんだよ!!

苦労して、運んだんだ!あれくらいで許してやるんだ!有りがたいと思え!


それとも〜、飲み代!タクシー代を利子つけて払うなら!消してもいいぞ?」



う゛!!



ぁ…し…支払い…してなかったんだ!



「利子って…卑怯もの〜…」



陣ヶ岡さんは、ニヤニヤ笑いながら…画面の猫耳姿の俺をちらつかせる…



「これ1枚で、全部チャラにしてやるんだ!!安いもんだろ?」



「―――〜〜〜〜〜〜う゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」


実際のところ…
給料日前でお金が無い…



猫耳姿ではあるが…キスされてる訳じゃぁないし…



「〜〜〜〜〜ご…ご馳走に…なります…」





「すげぇ……渋い顔」





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