アイツまで徒歩5分
第13章 色っぽいのは誰のせい?
部屋に入ると―――――…最知は、靴を行儀よく脱ぎ揃え…
フラフラしながらも…俺の寝室に向かう…
「じん…ぎゃ…さん……こっち来てください…」
最知は、俺を呼ぶと…ギューっと抱きしめる―――…
「ん?酔ってるし…今日はこのまま…寝るか?」
すると――――――…俺にしがみつく様に抱きしめていた最知の手が…俺の頭を撫でる――――――――…
「よし、よし……」
「///なっ…最知…」
最知は、無意識なのか…
俺の頭を撫でながら……髪の毛の臭いを嗅ぐ――――…
「タバコと陣ヶ岡しゃんの香りがする―――――…眠れ…そうに無い…かも―――…」
小さい声で…俺に囁く―――…
「―――…エロいんですけど」
「///男…ですから……」
最知は、そのまま…俺をベッドに導き―――――…
キスを…くれた――――…