アイツまで徒歩5分
第3章 火の無い所に煙は立たない
打ち合わせが終わり、ロビーに設置されているカフェでコーヒーを購入し、中森さんに渡す…
「中森さん、今日はありがとうございました!
すごく勉強になりました!次回も、よろしくお願いいたします!」
コーヒーを受け取った中森さんは、俺をジロジロ見て…にっこり笑う…
「あの〜中森さん…教えてもらいたい事があるんですけど……
〇丁目の…軽めのゲイバーって…知ってますか?」
「え?〇丁目?軽い…?」
俺は、陣ヶ岡さんに連れていってもらったゲイバーを中森さんに尋ねた…
何故か陣ヶ岡さんは、話をはぐらかして…教えてくれない…
お店に迷惑をかけたにちがいない!!
「はい…、オカマのママがカウンターでお酒を作ってる…一般客も多いゲイバーです…
また、行きたいんですが…酔っぱらってて記憶が曖昧で…」
「あぁ!【ベガ・BEGAD】かな?バケモン見たいなママがいるお店じゃないか?」
「あ!多分そうです、ありがとうございます」
俺は、中森さんに頭を下げオカママの店を思い出す
【ベガ】…よし、今日いってみよう!!