アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
「――――…どうかしましたか?」
橋場さんは、俺の頬をプニプニ触ると……
少し困った顔をする―――…
「公一…あいつ…何を考えてるか…全く解らないんだよ――――…
歳が離れてるのもあるし……腹違いの兄弟だし…何かと…壁はある気はしてるけど…」
橋場さんは、近くのベンチに座ると…
空を…見上げた―――――…
「腹違い…――――…
それで…公一君?どうかしたんですか?」
俺は、橋場さんの隣に座り…
公一君に何かあったのか気になり…橋場さんを問い詰めた…
「実は俺―――――…
来月…結婚するんだ――…」
「!えっ、橋場さん!おめでとうございます!!」
橋場さんは、照れながら…ありがとうと…頭をかいた…