アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
「…お姉さんは、陣ちゃんを責めなかったらしいわ…
彼のことも…お腹の子の事も――――…陣ちゃんは、悪くないって――――…
陣ちゃん的には、責めてくれた方が楽だったのかしらね――――――…」
あの…綺麗なお姉さんは…
陣ヶ岡さんを…ちゃんと受け入れてくれてたんだなぁ…
伝わるのに時間がかかってしまったけど―――――…
今の、陣ヶ岡さんにはちゃんと伝わってる…
「それに――――…ノーマルへの…不信感はボクちゃんに任せておけば平気ね……」
「へ?俺ですか?」
「ボクちゃん…意外と順応高いでしょ?
短期間でコツつかんじゃって…
後ろsex大好き!バッチこーい!って…顔してる!!」
「どんな顔ですか!!
バッチこーい!って……体育会系?!」
ママは、冗談よ!って笑って…俺の手首のアザを指でなぞる―――――――…
「昨日は…どんなプレイしたのよ///…
話しだけで…老いぼれはイケるんだから…ほれ、ほれ」
ほれ、ほれって……この人は…
俺は、身の危険を感じ……
コーラをイッキ飲みして「おじゃましました〜!」と、店を出た!!