アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
慌てて店を出ると――――…
裏路地から…言い争う声が聞こえてきた―――――…
酔っぱらいの喧嘩?と…気にせず帰ろうと思ったが―――…
「離せよ!!俺は、そんなつもりじゃ?!」
「そ〜勿体振るなよ〜!初めてなら、教えてやるぜ?後ろ穴で天国見せてやるからよ〜!」
ん〜〜〜〜…若い男性が…酔っぱらいに絡まれてる?
…路地を抜けると…そっち関係の店も、ホテルも多い…
「///ちっ違う!!離せよ!」
ん?この声――――――…
俺は、いったんスルーした足を…一歩後ろに戻した―――…
「――――――…公一…君?」
裏路地のもめている人を見て―――――…
俺は、固まった―――…
なんと…酔っぱらいのスケベおやじに絡まれてたのは…他ならぬ…
公一君だったのだ!!
「―――ちょっと…!!何を!?」
つい、声をかけてしまったが!!
内容が…内容だったがため…
その後の助け方がわからない!!
くそ〜〜〜〜っカッコ悪いが…
次が出てこない!