アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
俺は、いったん落ち着こうと…ママの店に再度来店…
変な感じがする…
さっき慌てて出た店なのに…舞い戻る情けなさ…
ママは…そんな事はお構い無しに俺たちを店に誘いいれる…
「せ――――…先生?ここは…」
「――――――…あ〜…ここは…成り行きで行きつけになった、一般客も楽しめるゲイバー……?」
く…苦しいか?
変な説明だけど…その通りだからなぁ〜…
「――――…え…ここゲイバー…なの?」
カウンター席に座った公一君はキョロキョロと周りを見渡す…
「は〜い!いらっしゃい!
一応、カジュアルなゲイバーを目指してま〜す!
本格的なのをお望みなら…裏口…教えるわよ…坊や」
「ママさん!!」
ドスの効いた声で裏を進めるママさんに…ストップをかけ!!俺は、公一君をフォローする!!
「大丈夫、大丈夫!!裏には、案内しないから!!」
公一君は、キョロキョロしながらも―――…
俺の全身を見始めた―――…