アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
カウンター越しのママさんも…グラスを磨きながら…
いつもより倍に目が見開いている―――――――…
聞いてた…聞いてたよね…
「え――――…俺…男だよ?」
「―――…先生…ゲイなんですよね?
男の人と…エッチしたことあるんですよね?
ここって…そう言う出会いを求める場所ですよね?
俺と…寝てください!知らない人とは…やっぱり怖くて―――――…踏ん切りがつかなくって…
先生となら…俺、最後までできる気がします!!」
「ちょっ――――…ちょっと?」
さっきまで無口だった公一君が…
何かネジが外れた見たいに俺の肩を掴みガクガク揺らしながら!
とてつもなく恐ろしい事を口走っている!!