アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
「おい―――――…クソガキ…最知に何してんだ…」
「ヒッ!!」
俺の揺れる肩を止めてくれた手と―――――…
不機嫌そうな声――――…
俺は、後ろを…ソ〜っと…振り替える…
「///陣ヶ岡さん!!」
公一君の…無茶苦茶なお願いにテンパっていた俺は、後ろに立つ陣ヶ岡さんが…天使に見えた!!
「――――…先生…誰ですか…」
「///あっ…え〜っと…」
「恋人だ……俺のツレに手を出すな!ガキ!」
サクッと俺達の関係を暴露する陣ヶ岡さん…
俺は、涙目で陣ヶ岡さんに助けを求めつつも…
余計な事をいったなぁ〜!!と、陣ヶ岡さんを睨む!!
「―――――恋人…って…
やっぱり…男じゃないですか!なら、俺ともsex出来ますよね!」
「おい、ガキ…ここは、そう言う場所じゃねーよ…
そんなに、男に飢えてるなら…バケモンに裏口教えてもらえ!!」
少し、失礼な事を言う公一君に…ビシッと言い返す陣ヶ岡さん――――…
でも―――――…公一君の手は…俺の腕をギュッと掴み…離さない…
「――――…公一君…どうして…そんな事……」