
アイツまで徒歩5分
第3章 火の無い所に煙は立たない
振り向くと…
中森さんが爽やかに立っていた!!
「なっ中森さん!!な…ど〜して?」
中森さんは、俺のとなりに座るとカウンターのママにお酒を注文する…
常連…なのかな?
オカママにアユちゃんとか呼ばれてるし……
「ここの事を聞かれたからね!君の性格なら…今日来るかもって思っただけだよ?」
性格って……あの短時間で俺ってば…分析されちゃったのか?
「そ…そうですか?
まぁ…この前ここに迷惑かけたかもしれないから…謝りに……
でも!迷惑かけてなくてホッとしました!!」
俺は、お酒を格好よく飲む中森さんにニコニコしながら話した!
ここの店は、楽しくて…つい、ノリノリで話してしまう!
「あれ?最知君は、飲まないの?」
「俺は…いいです…酒弱くて…」
流石に…仕事先の方の前で迷惑はかけられない…し…
「え?そうなの?大丈夫だよ、介抱してあげるから」
そう言うと、中森さんは俺の前にお酒を差し出す…
「〜〜〜…いや…本当に…ヤバいですよ?」
「そんなの、和磨でなれてるよ」
え―――…?陣ヶ岡さん…?
「ん?大丈夫だから、飲みな?」
俺は、差し出された…カラフルなカクテルに口をつけた…
