
アイツまで徒歩5分
第3章 火の無い所に煙は立たない
「最知君、顔真っ赤だよ?こんな話は、和磨とはしないの?」
陣ヶ岡さんを下の名前で呼ぶ中森さんは…お酒をママに頼むと…俺の顔を覗きこむ
「///し…しませんよ!!俺が…じんぱくへしゃんの…趣味を知ったのはたまたまですし〜…」
中森さんは、俺に酒を進めながら…距離を縮めてくる…
最近…人の肌に触れていない俺は――――…
肩が触れただけで…安心してしまう…
「陣ヶ岡しゃん…と、恋人なんですよね…中森さんは――――…なら…
俺―――…謝らないと…」
「は?恋人?」
俺は、目の前進められたカクテルを手に握りしめ……殴られるのを覚悟で中森さんに謝ることにした!!
酒の力を借りて情けないが…
「すみません!!
陣ヶ岡しゃん、中森しゃんとの仲を…邪魔されたくないみたいで!!
二人の件他言しないように…って…
俺に…キスした写メを…スマホに保存してます…」
理由も知らずあんな写メを見てしまったら…誤解してしまう!!
口封じのためのキス写メが有ることを、恋人なら知っていた方がいい!!
「…俺は、女性が好きですし…陣ヶ岡さんとは、そんな関係になりませんから!!安心してし…お付き合いください!」
