アイツまで徒歩5分
第4章 雉も鳴かねば射たれまい!
しかし……
前と同じように……
部屋まで送られている…
今回は…昨日の事をハッキリ覚えているが…
前の事は全く覚えていないのだ――――――――…
「――――…こ…今回も…記憶がありませんって事にして…
なかった事に――――…」
よし…これで行こう!!
実際…陣ヶ岡さんの手の温もりを感じながらの放尿後は、記憶がないのだ……
嘘には、ならないよな――…
演技力が試されるが!!
大丈夫だ!!映画はよく見てるし、自分が俳優になったつもりで!演じてやる!!
大丈夫、大丈夫!
俺は、何も覚えていないのだ!!
俺は、頬を叩き!気合いを入れる!!
「―――――…よし!熱いシャワー浴びて!気分転換だ!!」
俺は、シワになったスーツを抜ぎ、浴室に向かった…