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ミニスカート

第15章 走れぺニス

ペニスは処刑台に架けられていたセンズリウスを、センズリウスは丸裸でボロボロになりながら必死に走って来たペニスをいたわり合って裸で抱き合った。

「ペニスよ、許してくれ。私はもうお前は戻っては来ないんじゃないかと疑ってしまった」

「センズリウスよ、私こそ申し訳ない。途中崖崩れや暴風雨に遭ったり、盗賊団に襲われた時にはもうダメだと諦めようとしてしまった」

涙を流して裸で抱き合うセンズリウスとペニスを見てデカマラス王は大粒の涙を流して号泣した。

「すまん、一番愚かなのは余であった。お前たちの美しい友情を信じられずに非道いことをした。もう少しでセンズリウスという最高の漢を殺めてしまうところであった」

デカマラス王は泣きながら地面に頭を擦り付けてセンズリウスとペニスに詫びた。

「この愚かな余のせいで、こんなにも美しい体がこのようにボロボロに・・本当に申し訳なかった」

デカマラス王はペニスを抱きしめて体をいたわった。ペニスはイチモツもキレイならば肌も白くて乳首もキレイなピンクで男とは思えない美しい体をしているのだ。

ペニスがやっつけて来た盗賊団というのはこの街で無法の限りを尽くして人々を苦しめる凶悪なヤツらだった。

デカマラス王の命により兵たちが駆けつけると盗賊たちはイチモツを丸出しにして呆然自失になっていたためあっさりと捕らえられた。

凶悪な盗賊を討伐したペニスには褒美が与えられた。

また、ペニスが弟アナルの葬儀もそこそこに急いで走ってきたのを知ったデカマラス王はえらく感慨してアナルの葬儀は国葬レベルに執り行われることとなった。

「それにしても美しい、どうじゃ、センズリウスと共に余の伽の相手をしてくれぬか?」

「ははっ、王様のお情けをありがたく頂戴したく存じ奉りまする」

こうしてペニスはセンズリウスと同じく色小姓として召し抱えられることとなった。
色小姓とはただの家来ではなく、夜の相手もする側近の家来なのだ。

「ややっ、これは?」

夜の床でセンズリウスとペニスと共に御禁制の女神様を拝もうとしたデカマラス王はペニスが厳重に運んできた本を見て目を細めた。

無事で汚れひとつなくキレイなのであるが、本にはビニールが巻いてある。

汚れないように巻いておいたビニールを取るのを忘れていたのだ。

デカマラス王の逆鱗に触れたのではとペニスは震える。

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