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ミニスカート

第13章 健康診断

そして中二になった今年も健康診断の季節がやってきた。大地は今年こそ失敗するもんかと固く決意をした。

昨年の担任は男の先生で、「わはは、たんぱくなんて男の勲章だ。気にするな、わはは」と豪快に笑っていた。それで気が楽になったのではあるが・・。

「オレなんて元気過ぎて未だに尿検査はたんぱく出まくりだぞ~。わはは」ってなカンジでデリカシーの欠片もない男だと思った。

あんなふうにはなりたくないし最低だと思う。あんなヤツは先生のくせに女子をいやらしい目で見てたりするのだろう。

あんなふうにはなりたくない、ケダモノめ。今年は尿検査を成功させてあんなケダモノとは違う紳士な男だってことを証明させてやるんだと拳を握りしめた。

今年は精液枯渇作戦を実行することにした。
健康診断の4日前からオナニーを2回にする。今年は健康診断が火曜日だからラッキーだ。

金曜日は昨年の健康診断前日と同じ要領で学校で一発こいて夜寝る前にもオナニーをする。
土日は学校もないから昼間オナニーをする時間は簡単に作れるだろう。夜寝る前もオナニーをする。

三日続けて二回もオナニーをすれば相当精液は枯れるだろう。前日の月曜日はダメ押しで昨年と同じ要領で部活前に一発こくか。

これならば朝勃ちやおしっこをする時に煩悩に襲われることもないだろう。

金曜日、部活前に学校の人気のない場所でオナニーをした大地は早くも心が折れた。一体自分は何をやっているんだと思う。精液が溜まって溜まって仕方ないからこんなことまでしなくてはならない。それに、何ていっぱい出たことか。これでは昨年の担任と同類のケダモノではないかと思ってがっくりと落ち込んだ。

そして夜寝る前にもう一度オナニーだ。

いくら溜まるといっても射精って一日に二度もできるモノなのかと自分の立てた計画を疑ったが、それは杞憂というものだった。

布団に入る前から股間がモゾモゾと騒ぎ出して早くオナニーをしろと催促をする。

昼間あんなに出したのに本当にケダモノだと思って情けなくなる。

ズボンとパンツを一気に脱ぐとチンコが勢いよく飛び出した。もう何回もオナニーをして見慣れているのに思わずスゲェと言ってしまうほどにギンギンに硬く大きくなって反りくりかえっている。

これではケダモノどころか猛獣だ。

「やい、お前のせいでこんなに苦労してるぞ、このケダモノが」

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