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ミニスカート

第13章 健康診断

「こ、これが赤ちゃんの素なんですね」

大地は先生が手にしているコンドームの中の白い液体をまじまじと見た。

自分が赤ちゃんの素を出しているなんて思ったこともなかった。いや、保健体育の授業では教わったかも知れないが、自分がそれを出しているなんて実感はなかったのだ。

「君は量は多いし、濃いし、スゴいね~。ちゃんと避妊しないと絶対妊娠するわ」と言って先生は笑った。

「先生、いつかボクの赤ちゃんを生んでくれますか?」

「う~ん、わたしは10歳以上も歳上だし、婚約者もいるし・・」

「えっ、先生そういう相手いるんですか?もしかしてセックスもしてるんですか?」

先生は顔を赤らめて頷いた。
大地はがっくりと肩を落とした。その様子を見て先生はくすくすと笑った。

「君はまだ若いんだし、この学校にも可愛い娘いっぱいいるじゃない。自分に相応しい恋人を見つけなさい。セックスする時はちゃんと避妊するのよ」

「は、はい」
大地はまだしょんぼりしている。先生のことが本気で好きになりはじめていたのにいきなり失恋してショックは大きいのだろう。

「そんなに落ち込まないで。またおちんちんのことで困ったり特別診察が受けたくなったらいらっしゃい。言っとくけどこの特別診察は君にしかしないんだからね」と先生は優しく言った。

「はい。ありがとうございました」

大地は立ち上がって部活に向かっていった。

「がんばれ~、少年」

先生は満面の笑顔で大地を見送った。

先生は自分に相応しい恋人を見つけなさいと言ってくれたけど、当分はオナニーと先生の特別診察に頼るしかなさそうだなと大地は自分の相棒に笑かけた。

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