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ミニスカート

第14章 妄想警察

ひとりはパトレン3号みたいな背の高いカッコいい系の美人で、もうひとりはデカピンクのような元気いっぱいの熱血系の可愛い婦警さんだ。

女性ふたりだけで夜道をパトロールとは危険だなと思いつつ、美人な婦警さんに見とれてしまう。このふたりもオカズに使いたいところだが、今晩は先約があるから明日可愛がってあげるね、ひひひと思って歩を進める。

「石川順一だな」

すれ違う瞬間に背の高い方の婦人警官が声をかけてきた。鋭い目つきだ。思わず口ごもって、は、はいと答える。

声をかけられてから答える間の一瞬の間に順一の頭の中をいろいろな考えが 駆け巡る。

警察に目をつけられるようなことはしていないはずだ・・。DVD付のエロ本はコンビニで買えるような合法的なモノばかりだし、サイバーお巡りの監視を恐れてネットでは一切のエロサイトは見たこともない。

児童ポルノ・・ロリコンモノは持ってはいるが、やはりコンビニで買った合法的なモノだし、ロリっぽく見えても結構歳がいっているセクシー女優さんだということは承知して楽しんでいる。

もしかしてエロいことを考えてこのふたりをチラ見したことが何か罪になるのか?盗撮をしたわけでもないし、触ったり卑猥な言葉をかけたりしたわけでもない。ただチラ見しただけで犯罪なんて言われたらたまったものじゃない。

「連続婦女暴行、強制猥褻、未成年者への淫行、痴漢、覗き、盗撮、不倫・・数々の悪質な性犯罪の容疑でお前を連行する」

背の高い婦人警官から信じられない言葉が飛び出して順一は唖然とする。どれもヤリたいことばかりだが、当然のことながら実行に移したことは一度もない。身に覚えのないことばかりだ。

「ち、ちょっと待ってください。何ひとつ身に覚えのないことばかりです」

「もう、しらばっくれたってムダなんだからね、往生際が悪い」

必死に弁明する順一を今度は可愛い系の婦人警官が一喝した。そんなに怖い顔をするとせっかくの可愛コちゃんが台無しになると思ったが、そこは黙っておいた。

「それなら、今日犯したばかりの盗撮の罪で現行犯逮捕するまでだ。ウメコ」

背の高い婦人警官が可愛い系の婦人警官をウメコと呼んだ。マジか、マジでデカピンク・・。

「あいよ、任せてツカサさん」

ウメコは勝ち気に笑って返事をした。背の高い婦人警官はツカサっていうのか・・マジでパトレン3号・・。

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